結婚前と結婚後の差は

結婚というのは一種の儀式である、ともいえますね。
結婚前の生活からお互いにまったく別の新生活へ移行するのです。
そのために儀式を経ないといけません。それが結婚式でしょう。

古代エジプトでは「復活の儀式」というものが、執り行われていたそうです。

古代エジプト人の死後の世界観は現世(いま生きている世の中)と、
死後はつながっていて、来世へ至るというものですが、
人が生まれるというのは、夜(死)から昼(生)への入り口であり、
その際は、死から生への復活ということになるのだそうです。

つまり、様々な困難を克服し再生(復活)を果たすという意味です。
新しい世界へ旅立つときには、「復活の儀式」が重要となってくるのですね。

これは、ちょっと「都市伝説」的になってしまいますが、
全世界の秘密結社と呼ばれる団体や、あるいは宗教等では、
入門儀式というものが行なわれているということですが、
その際の儀式の基本的な考え方のひとつのようです。

結婚というのも、ある状態から別の状態へ移行するわけですから、
再生の儀式が必要なのですね。

しかし、結婚以前の状態は個人であり、結婚後は連体となるわけですが、
この状態の移行は、双方に様々な影響を与えるようです。

人は皆「多重人格」などと言われていますが、
独身時代には考えられなかった性格や性癖というものが、
結婚後には表面化してくるということです。

当人は気がつかなくても、傍から見ると変化がハッキリと見て取れる、
ということがありますね。

粗暴な性格や性情が穏やかになったり、
また逆に内気で引っ込み思案だった人が積極的になったり・・・、
というように、変化は人によりけりで様々なのですが、
おおかたは変化するようです。

これは化学実験で、水素と酸素が合わさると水に変化するように、
人間でも変化するということでしょう。

その変化には、当人も知っていて結婚時には隠していたものが、
結婚後には表われて来たというものと、
当人も潜在していて知らなかった要素が表面化してきた、
というように2種類の変化があると思います。

いずれにしても相手からして見れば、
配偶者が結婚前と結婚後では違って見えるのです。

でも、相手に結婚前と結婚後に違った面が表われても、
まったく戸惑う必要はありません。

それが、反社会的なものや、破壊的なものでない限りは、
暖かく見守ってあげるべきでしょうね。

色々な面が見え隠れするほうが人間的で深みがあるものです。

それに、自分自身も変化していて、
相手からは同じように感じられているわけですから。