ミラドライの具体的な治療の流れ

 前回は、「ミラドライ」の手術中に行われている安全性について紹介した。何度も言うように、この「ミラドライ」は誰でも簡単に手術を行うことができる。そのため、ワキガ手術の知識も経験もない看護師などが行っているところも病院によってはある。そのような場合に自分がなったときは、自分がちゃんと指摘をすることを忘れないでほしい。

ミラドライ

結局は、自分の身は自分で守らなければならない。また、チップの確認も自分の目で行ってほしい。医師がちゃんとバーコードチェックを行っているか。未使用のチップに交換しているかなど、目を鋭くして確認をしてほしいと思う。では、今回の内容に移ろう。今まで、「ミラドライ」のことについて、様々なことを紹介してきたが、具体的な手術の流れというものを紹介したことがない。ということで、今回は「ミラドライの具体的な治療の流れ」について話していきたいと思う。

ご挨拶|平成23年度 難治性疾患克服研究推進事業 研究成果発表会|医療と健康のシンポジウム

 まず、「ミラドライ」の手術を受ける前から、患者は準備をしておかなくてはならない。それは、脇毛の処理である。この脇毛がある状態であると、毛が皮膚を覆っているため、マイクロ波がワキガの原因である汗腺に到達できず、完全に汗腺の機能を停止させることができなくなるのである。ゆえに、必ず脇毛の処理はしなくてはならない。当日は、最初に、脇の度の範囲にマイクロ波を当てればよいのかというものを正確に知るため、専用のシートのようなものを用い、汗腺類の分布範囲を計測することから始まる。計測が終わると転写シートで写していく。これがまず1段階というところである。ここから先は手術に入っていくという形になる。

難治性疾患克服研究事業

 では、その手術内容を紹介していこう。まず、いくら切開しない手術とはいえ、熱を用いた手術であるため、多少の痛みや熱さというものも感じてしまう。そのため、局部麻酔を用い、少しでも痛みなどを和らげるようにする。しかし、気をつけなければならないことは、この局部麻酔は、手術中はなんともないが、術後にはヒリヒリしたり、腫れたりなどの症状を起こしてしまう方もいるそうなので、医師としっかり相談をし、自分にあった麻酔をかけてもらうようにするといいだろう。あとは、転写した範囲にマイクロ波をあて、汗腺の機能を停止させる。最後に、鎮静させるために、冷却を行う。あとは、ガーゼや包帯なども巻く必要はないため、帰るだけということである。これが具体的な流れである。